傷ついた娘たちの心


はるかの前にいるパパはパパじゃない

おばけだ!おばけなんだよぉ!

はるかがねんねしたらいなくなっちゃう

はるかのパパはいなくなっちゃう

はるかとあいちゃんのところからいなくなっちゃう

パパとママ許して

許して

パパとママこわい顔しないで

許して



HARUKAとAIの前からパパがいなくなってから半年の間、
「パパはね、仕事が忙しくてなかなか帰って来れないのよ。だから、HARUKAとAIとママとで頑張ろうね。そうすれば、パパが大好きなおもちゃを買って持ってきてくれるよ。」と言い続けてきました。
パパは、おもちゃを持ってたまに家に帰ってきました。私と話し合いをするために。。。
当たり前の家庭のように、笑顔で食事を一緒にとり、HARUKAとAIはパパとお風呂に入りました。久しぶりに会うパパに話したい事がいっぱい。HARUKAとAIが寝るまでパパは添い寝をして、そして、朝にはまたいなくなっていました。
「パパは?」「ん?もうお仕事に行っちゃったよ。」
何も知らないHARUKAとAIはまた2人で遊び出します。
しかし、元には戻れない夫婦の話し合いは、時に娘たちの前でさえ冷静さを失う事が多くありました。
ある夜、パパが2人を寝かせる為にベッドに入った時の事でした。
突然、HARUKAがパパに叫び始めました。

「パパはおばけだ!」と。。。

泣いてパパとママに叫びました。
「パパとママ、許して」と言ったのは「お互いに仲直りして」という思いだったのでしょう。
3歳の子供に誰がこんな表現の仕方を教えたのでしょうか。
隠しているようで娘たちはパパとママを見ていたのです。
HARUKAの心の底からの叫びでした。

大人たちの勝手は、子供の心をひどく傷つけます。

私たち夫婦は、HARUKAとAIの心をどうしようもなくひどく傷つけたのです。




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